私がデビュー前アイドルを応援する理由。
私は、ジャニーズJrやPRODUCE101JAPANといったアイドルオーディション番組に出ている男の子、いわゆるデビュー前アイドルが大好きだ。
しかし、一般人に「デビュー前アイドルが好きだ」と言うと、「なぜデビューしていないのにそんなにも応援できるのかが良く分からない。」と言った反応をされる。それもそうだ。デビューしていないアイドルはマイナーで、地上波には出てこないし、CDも出していない。熱狂的に応援してても、最悪デビュー出来ずに辞めてしまう可能性だって大いにある。
それでも私はデビュー前アイドルを応援する。
なぜここまで応援できるのか…それにはたった一つの揺るぎない理由があるからである。
その理由とは、デビュー前アイドルはデビューアイドルに比べて、
「圧倒的に応援し甲斐がある」からだ。
ここでひとつ誤解を解きたいのだが、この記事はデビューしているメジャーなアイドルを下げるために書いているものではない。私自身、デビューアイドルを好きになったことでアイドルオタクになった。そのためデビューアイドルも勿論大好きだ。
しかし、デビューアイドルを応援している時よりも、デビューしていないアイドルを推している時の方が、なぜか応援に熱が入ることが多かった。
それはなぜだろうか…?
少し考えてみることにした。
①“デビューさせる”という明確な目標があるから
デビュー前アイドルなので、勿論彼らはまだデビューしていない。そのため、ほぼすべてのデビュー前アイドルのオタクは推しにデビューしてもらいたいという一心で応援している。
雑誌を買い、動画の再生回数を上げ、SNSで布教活動をし、コンサートのグッズを完売させ、時には自費で駅に広告を出したりする。
これらの活動は全て「推しの素晴らしさ」を世間に知らしめて、デビューへの道を少しでも近くしてあげるために行っているものである。
“デビューさせる”という明確な目標がないと、ここまで熱心に、熱狂的に応援することはできないのではないだろうか…?
少なくとも私は「デビューさせる」という明確な目標があるため応援に熱が入ると感じている。
②オタクの声援が推しの仕事量に直結するから
デビューしているアイドルも勿論売り上げ等の数字は重要ではあるが、業界内である程度地位が確立されていると、多少応援していない時期があっても一定の仕事を貰うことが出来る。(これはジャニーズ事務所所属のアイドルしか当てはまらないかもしれないが…)
そのため、「私一人が応援していなくても推しくんは輝けるよね」という少々センチメンタルな気分になってしまうのだ。
しかし、デビュー前アイドルは違う。「私の応援があるから推しくんは輝ける、デビューに近づける」という気持ちにさせてくれ、熱狂的に応援することをどこか肯定してくれているようにも感じさせてくれる。
動画の再生回数が○○万突破したから続編作成してくれた!雑誌増版させたから次号も呼んでもらえた!などオタクの頑張りが推しの仕事に直結する。
結果が目に見えてはっきりと分かるところがデビュー前アイドルを応援していて楽しいポイントの一つだ。
③「私が育てた」という優越感があるから
これは完全にプロデューサー目線になるのだが、「ワシが育てた」という体験はデビュー前アイドルを応援することでしか得ることが出来ないものであると私は思う。未来のスターになる可能性がある、アイドルの卵をデビューする前から応援できるなんてこんな贅沢なことなかなか出来ない。
でも、いざデビューするとなるとちょっと切なくなってしまうし、優越感に浸りすぎて「推しくん、デビュー前はメンタル激よわだったけど、成長したな~」「デビュー前のエピを知らないやつとは話が通じなくてムリ~~~」といった古参アピする害悪オタクになってしまうので注意したいものだ。
以上が、私がデビュー前アイドルを応援する理由である。
何が言いたいかと言うと、デビュー前アイドル応援するのは楽しいゾ!ということだ(雑)
アイドルを夢見る全ての男の子たちに幸あれ―――。